監禁

d_516894 真夜中、静まり返った街の片隅。 薄暗い地下室に、妹は緊張した表情で立ち尽くしていた。 目の前にいるのは冷酷な笑みを浮かべた男、渡辺。 そして、その背後には無力に縛られた姉の沙織が横たわっていた。 妹は沙織を救うため、渡辺との取引に応じるしかなかった。 しかしその条件は残酷だった。 「姉を解放してほしいなら、お前が代わりにここに残れ。」 渡辺の言葉に、妹の心は激しく揺れた。 愛する姉を救うためなら何でもするつもりだった。 しかし、渡辺が求めているのは、ただの交換ではなかった。 「もちろん、その美しい体で私を楽しませてくれるならな。」 妹の体が硬直する。 これがただの取引ではなく、卑劣な男の欲望に基づいた要求であることを彼女は悟った。 それでも、の安否を思うと、ためらう余地はなかった。 「......わかりました。でも、姉をすぐに解放してください。」 妹の声は震えていたが、その目には決意が宿っていた。 渡辺は満足そうに頷くと、沙織の拘束を解いた。 「いいだろう。ただし、姉がここを出て安全になるまで私は手を出さない。 その後は......君次第だ。」 沙織は泣きながら妹の手を掴んだ。 「だめ！こんなことしちゃだめ！」 しかし妹は優しく微笑み、沙織を抱きしめた。 「大丈夫。私は大丈夫だから。姉さんは外で待っていて。」 沙織が解放された後、地下室には妹と男だけが残った。 「さて、時間だ。」渡辺がゆっくりと妹に近づく。 その目には底知れない欲望が宿っていた。 恐怖に震えながらも、沙織を救ったという事実が心の支えとなっていた。 だが、渡辺の計画はそれだけでは終わらなかった。 彼は姉妹の絆を試すように、さらなる罠を仕掛けようとしていたのだ。